熊伏山(標高 1,652m) くまぶせやま

平成18年11月04日

 
 

日本三百名山の一つ、また清水栄一の信州の百名山の一つにもなっています。南アルプス光岳から急激に落ち込んだ赤石山脈の長野県側、最後の山といった熊伏山です。
国道152号線が、この場所で寸断され登山道が国道となっている珍しい場所です、また糸魚川からの日本最大の断層「ホッサマグナ」がまさに、この青崩峠です。長野県側はその名の通り土は青くまるでセメントのような色をしています。

          

今回のコースは長野県南信濃村国道152号線(秋葉街道)終点から、青崩峠に向かい長野県側へ大きく崩れた尾根に付けられた登山道を登り同じ道を帰ってくるコースです。

          


 中央道松川インターから国道153号線を飯田市上郷まで行き左折して南信濃村へと向かいます。国道152号線に出たら町中を抜けて、そのまま進みます

  道は浜松へ抜ける迂回路との分岐に出ます、分岐を右にさらに狭い道を登っていくと、砂防ダムで行き止まりとなります登山口はその手前にあります。

注意:分岐からは舗装はされているものも道は狭く車1台が通れる分しかありません、所々すれ違いが出来る場所もありますが狭いので注意して下さい。
また落石などもあり注意が必要です。

 

砂防ダム前駐車場・登山道がある尾根・登山口

 

 駐車場(20分)〜青崩峠(40分)〜反射板(45分)〜村境分岐(10分)〜山頂


 

峠までの道(遊歩道になっています)・社・青崩峠からの静岡県側・青崩峠

 

 反射板までは崩れた尾根に道が付いています、急坂でやせた尾根を登ります、両サイドは鋭く切れ落ちています木々があり怖さはありませんが、かなり深い谷ですので注意が必要です。

  反射板から取り付きは急ですが、次第に平坦になって道幅も広くなり、歩きやすい道になっています。
 

 

長野県側・尾根道・登り始めて1時間ほどにある反射板

 

 11月に入っての3連休、山仲間のA氏の知り合いの提案で南アルプス熊伏山に行くことにしました、ネットで検索すると多くのレポがあり、標高も1,652mと里山といった山のようです、場所は飯田市からさらに南に下がった南信濃村、国道152号線が寸断された所から登るとのことです。

反射板からの登山道・尾根の頂上からの駐車場・分岐近くのちょっと広場・山頂への道

 

 朝4時40分塩尻市内を出発、塩尻インターから松川インターまで高速で行き、前回の鳥帽子岳と同じように国道153号線へ、国道に出たら右折して飯田市へ向かい、上郷から左折して南信濃村(国道152号線)目指して走ります。
  南信濃村の町並みを抜けて、さらに進むと道幅も狭くなり、やがて浜松へ抜ける迂回路の分岐となります、分岐を右折して、尚いっそう狭い道の行き止まりまで行くと砂防ダムに着きました。

 目の前には紅葉した熊伏山に続く尾根が見えています、早速準備をして出発です、少し手前に整備された階段がついています、落ち葉でいっぱいの階段を登って行くと前から鈴の音が聞こえて来ます、駐車場には私たちの車しかなかったのにと思っていると、高校生らしい男の子が自転車を押して下って来ます「何処から来たの」と尋ねると京都から来て昨日は浜松へ泊まり今日は権兵峠を抜けて木曽福島まで行きたいと言っていました。私たちもこの話にはびっくりで、この日は帰るまで、この子の話題で持ち切りでした。

途中で見かけた雷でも落ちたような枯れ木・頂上への尾根道・山頂からの南アルプス

 20分も登ると青崩峠に到着です、案内板には「静岡県指定史跡」とあり標高1,082m、海産物を運んだ塩の道であり、戦国時代は武田軍勢が通った道。また製糸工場で働くために少女が越えた道とされています。

 本来の登山口はこの峠からということになります、階段や危険な場所にはさくがあり、周りの笹も良く刈られて整備された道が続きます。次第に坂もキツクなり所々ロープが張られています、里山で楽な道だろうと思っていたせいもあり、坂が辛く感じます 40分ほど登ると反射板のある場所に着きます、サックを下ろして一休みです赤や黄色に染まった山を見ながら持って来たミカンを皮さら食べます。
  急坂はしばらく続き駐車場から見たピークから下を見ると車が小さく見えています、良く見ると私たちが停めて少し下に車らしい物が停まっているほかには見えません、やはりあまり人は来ないのかと思いました。

 いったん下って今までにない広さの尾根に出ました、次のピークが山頂かと思っていると、また次のピークが見えます、3度ほどそんな思いをしていると、今度は本当に山頂のようです。今までと違い正面は開け南アルプスが良く見える場所です。今登って来は方向とは別の方向に平岡駅へ下山する案内板がありました、距離は書いてありませんが、ずい分距離はあるように思います。

  しばらく山頂で景色を見ていると、そこに一人また一人と登って来ます「下から10人ほどの団体さんが来ますよ」話しを聞くと皆さん静岡側から来たとのことです、静岡側からはアクセスも良くバスも来ているようです、結局狭い山頂は私たちも入れて20人ほどになりました、私たちにしてみると、まさに秘境と言ったこの山も静岡県の人にとっては、お手軽な里山のようです。