西岳(標高 2,398m)

平成18年01月04日

 
   八ヶ岳の南端に編笠山があります、その西北にあるのが西岳です、標高は120mほど低い2,398mであるものの南アルプスや八ヶ岳の山々を見る事ができ、天気の良い日は富士山も見ることができます。
          

今回ご紹介するコースは2004年1月にも登った富士見高原ゴルフコース手前にあるログホテルメイプルヒルズ脇から不動清水を通る南尾根コースです。

          

JR富士見駅下車タクシーで、又は諏訪南インターから通称鉢巻道路へログホテルメイプルヒルズ脇から約2〜3分に駐車スペースとゲートがあります。鉢巻道路からの入口が分かりにくいので良く地図を確認して下さい(登山口へ入る場所)トイレは不動清水にあります。
 

 

駐車スペースとゲート
林道

 

 

 不動清水は奥の石の間から水が湧き出ています、西岳へは湧水の脇を登ります。林道をそのまま右に取れば編笠山へと向かいます。

 

不動清水
30分ほど登った所
上の林道手前

 

 ゲート(25分)〜不動清水(1時間)〜林道(1時間25分)〜山頂

山頂(30分)〜林道(35分)〜不動清水(20分)〜ゲート

 

林道付近(左・中) 山頂手前の坂(右)

 

 

 危険な所はなく、所々に案内板がありますので迷うような所もありません、むしろ「はちまき道路」からの入り口が分かりづらいと思います、地図と上のアクセル欄の画像を参考にして下さい。

 雪の量はゲートからの林道付近で5cm程度です、林道が3本あり地図に書かれている林道は一番上の林道ですがこの付近で15cm程度、山頂手前から山頂にかけて30cm程度です。凍っている場所はなく普通の登山靴で十分です。但しこれからは雪も多くなり気温も下がりますのでアイゼンが必要になると思います。
 

 

編笠山・富士山・山頂までの登り

 

  新しい年を迎えて正月休みも今日で終り、北部は大雪となり中部、南部は降水確率10%との予想に一昨年にも行った西岳に登ることにしました、昨夜は強い風が一晩中吹き、今朝もまだ風があります、この冬は12月から気温が低く雪も例年よりも早く降り長野市や飯山などでは大変な積雪量とのニュースが聞かれます、幸い松本や塩尻では雪の量も少なく降った雪もすでに溶け、畑では強い風にあおられ土ぼこりがまるで黄砂のように吹き荒れています。

 諏訪湖も既に12月に全面結氷しお御渡りも見られたようです、八ヶ岳は雲に隠れ編笠山付近が若干見えているだけですっぽりと雲に隠れています、2日か3日に降ったと見られる雪が編笠山中腹から白く見えています。

西岳山頂・南アルプス・編笠山

 

 茅野市から美濃戸口方面へと向かい「はちまき道路」を富士見町へと向かいます、日陰に少雪が残っている程度で朝早くから塩カルをまいてあり走行には何の問題もなく何時もの登山口へと入って行きます。
  ゲート前に車を止めて8時半出発です、ゲートから5cmほど積もった雪の林道を歩きます、風は強く灰色の雲が低く流れています。前方を7〜8頭の鹿が「ケーン」と泣き声を上げて林道から左の山へと駆け上がって行きます。カーブミラーのあるカーブを左へと行くと不動清水へと出ます、湧水を一口二口頂き出発です。

 緩やかな道がほぼ直線に続いています、唐松林の薄暗い中をゴーゴーと風の音を聞きながら登ります、時折遠くに鹿のなく声が響いています。やがて横に走る林道を3本超えると辺りの木々もすきずきとしてきて後には南アルプスが見えて来ます。
  雪の量も次第に多くなり周りの木も雪を盛って垂れ下がっています、道も少しづつ急坂になりシャクナゲや白樺などが目立つようになってくると一段と南アルプスの山々が良く見えるようになってきます、背の低い木の間をくぐるように登って行きます、垂れ下がった枝に頭があらると容赦なく雪が背中の中に入り込んできます。

 

樹氷・権現岳

 目の前が急に開け右手には雪で白く染まった編笠山の向こうに富士山が見えています、天気も若干回復し風もおさまっています、一休みしながら寒さで白く凍ったレンズを拭きながら数枚シャッターを押します。最後の急坂を登り切ると西岳山頂です、前日下山したと思われる踏み後もここから先は吹雪いて雪に埋まっています、吹きだまった40pほどの雪の中をジグザグに登って行きます。


  11時15分西岳到着です、寒さに西岳の表示板も雪がへばり付いています、山頂は30cmほどの雪で訪れる人もなくひっそりとしています。山頂からは南アルプスが良く見えています、権現や赤岳は全く見えません、サックを下ろしてお茶を飲もうとペットボトルを取り出すと一気に凍ってしまいます、岩と岩の間の雪をかきその中に腰を下ろしてコンロに火をつけます、あまりの寒さにお湯が沸きません、待ちきれず持って来たラーメンを入れてしばらくしても一向に煮える気配はなく、お腹は空くし12時を過ぎると風も強くなってくるので、この際なんでも構わず半分硬いラーメンを食べます、カップを指先が痛いほどの寒さです、話す相手もなく岩と岩の間から黒い雲だけが流れて行くのを見ていると、なぜか落着かずラーメンを口に入れては思わず立ち上がり周りの様子を見てはまた座り込みます、周りの見えないこんな場所はどうにも落着かないものだと思わず笑ってしまいます、いくら落着かなくてもこんな場所で「フォー」などと一人のってみてもバカみたいである。折角登って来た西岳です景色を見たり凍りついた木の枝をカメラに納めたりしながら45分ほどすごし下山です。