硫黄岳(標高 2,799m)

平成20年06月01日

 

桜平からのコースは距離も短く徐々に高度を上げて行くことから初心者でも比較的楽に登ることが出来ます。赤石ノ頭から見る横岳、赤岳、阿弥陀岳の眺めはすばらしく。目指す山頂は白い砂地が続く三角錐の山陽と、なだらかな尾根が横岳へと続いています。
          

今回のコースは桜平からオーレン小屋へと向かいコースを南へ取って赤石ノ頭へ出て硫黄岳山頂へ下山は夏沢峠に下り、山荘裏からオーレン小屋へと下山する周回コースです。

 

諏訪インターを出て直ぐの信号を右折して蓼科、白樺湖方面へトンネルを抜けてそのまま直進します。やがて蓼科方面との分岐にでますので、そのまま直進して三井の森を目指します。ゴルフ場の横を直進して舗装が切れた所を右に入れば後は林道の終点が駐車場となります。
登山口は一旦ゲートからとなります、トイレはゲートから少し下った沢沿いにあります。

 


 

登山口近くの林道・夏沢鉱泉・オーレン小屋

 

特に危険な所はありませんが、この時期は雪も腐って柔らかな所を踏むと膝まで埋もれてしまいます。雪はオーレン小屋から赤石ノ頭までで山頂から夏沢峠までは日当たりも良く雪はありませんでした。

山頂から夏沢峠までは平たい石が多くすべり易い所もありますので足を滑らせないよう注意が必要です。夏沢峠からオーレン小屋までは樹林帯となり日当たりも悪いので雪があります。アイゼンの必要はありませんでしたが、安全のため持っていくことをお勧めします。

 


 

 今年の5月は雨が多く、気温も低い日があり山へ出掛ける機会もなく一山も登らないまま6月となってしまいました。土曜日は1日雨でしたが今日は晴れの予報にシーズン初めの足慣らしを兼ねて硫黄岳に行くことにしました。

オーレン小屋からの登山道・赤石ノ頭手前

少し早めに起きて朝食を済ませ5時を少し回ったころ家を出発して桜平に向かいました。朝はまだ厚い雲に覆われていた空も茅野市に入るころには八ヶ岳の山々も姿を見せて久々の登山に徐々に気分も乗って来ます。三井の森を抜けて砂利道に入り所々道も荒れて車のお腹をスル所もありで中々終点に着かないことに、こんなに遠かったのかと思いながら6時40分に桜平駐車場へ着きました。
駐車場には昨日から入山しているだろう県外からの車でいっぱいです。あの雨の中を登っているということになり、身近に住んでいる私にとっては驚く限りです。

 

赤石ノ頭からの展望

登山口は一旦下がったゲートからとなります。小屋までは林道を30分ほど歩きます。小屋を過ぎると徐々に登山道らしくなり雨上がりの新緑の樹林帯と水も量も増えた沢沿いを登って行きます。しばらく登れば下山の人達とも行き会うようになり「今日は天気が良くて最高ですね。」と声を掛けられて今日の晴天が羨ましいとばかりに多くの人に声を掛けられます。

オーレン小屋からコースを南に取って雪が残る樹林帯を進みます。アイゼンは必要ないものも所々雪が腐って足を取られないよう注意しながら歩きます。道は赤石ノ頭からの谷間へと下りて後は赤石ノ頭へと直線的に登って行きます。雪に付いた出来るだけつま先をけって歩いたであろう足跡に沿って登ります。目の前の尾根に出ればそこは赤石ノ頭です。

中腹からのオーレン小屋・天狗岳

初めてこの硫黄岳に来た時、赤石ノ頭から見た景色は目の前に広がる横岳や赤岳の雄大な姿と青い空にそびえる硫黄岳の姿は今でも忘れることは出来ません。何年かぶりに来た今日も初めて来た時と同じように迎えてくれました。

10分ほど景色を眺めて山頂を目指します、白い砂地と遠く見える天狗岳を眺めながらザレ場を登れば広く広がる硫黄岳の山頂に到着です。時刻はまだ10時を過ぎた所です昼にはまだ早く一人では話す相手もなくしばらく景色を眺めて夏沢峠へと下ります。右手に硫黄岳の爆裂口を見ながら時折近くへ寄って下を見れば足がムズムズとして、吸い込まれそうな感じです。怖いもの見たさとはこんなことなのでしょうか。

硫黄岳山頂・山頂からの展望・爆裂口

夏沢小屋のベンチに腰を下ろし持って来た何時ものチキンラーメンをゆでて少し早めのお昼です。前を通る3人の女性が私の食べているラーメンを見て「美味しそう」と声を掛けます。私も「美味しいよ〜」と返すと「今度私もラーメンにしよう」と返してくれます。
夏沢峠からはまた樹林帯に入り日影のため雪が残っていて下から上がる風はひんやりとするほどです。オーレン小屋へ下ると先ほどの3人がスナック菓子を食べながら休んでいます「どちらからですか」と聞くと「名古屋です」としばらく話をして、先に下山です山で会う人は皆直ぐに親しくなります。一人で来てもこんな出会いがあるのが山の良いところです。